犯罪心理を利用した略奪防止策の開発project in 2015

犯人の心理に訴える

ひったくり被害者の約9割は女性が占める。本研究では狙われやすい女性が携帯することができると同時に、犯罪者の心理に働きかけることで犯罪を抑止する新たな防犯ブザーの開発を行った。

犯人と被害者両方で鳴り響くブザー

ー犯罪者を動揺させるー

製作したブザーはひったくられた瞬間に犯罪者の奪った鞄側と被害者側で分離するようになっており、分離した瞬間にそれぞれに内蔵されたブザーが大音量で鳴り響く。両方からブザー音が鳴ることで周囲に被害者と犯罪者の存在を伝え、被害者が周囲の援助を受けやすくすると同時に犯罪者に周囲の視線を集め、犯罪者を動揺させる。

簡単に外せないストラップ

ー犯罪者を焦らせるー

ストラップは特殊な方法で固定されており、即座に外せない。ブザーを瞬時に外せないことで犯罪者が鞄を捨てざるをえない状況に追い込む。

夜間でも目立つエッジライト

ー犯罪者に警戒心を抱かせるー

夜間は高輝度LEDの光をプラスチックの断面で拡散させ、四方からブザーが見えるようにすることで犯罪者に警戒心を抱かせ、犯罪を抑止する。

子供用ブロックブザー

子供用のブロック玩具を参考にした形状とすることで誘拐等の犯罪に巻き込まれる危険のある子供にも応用できる。腕につけた紐を腰に付け替えることで常に危険に備えることができる。