陸上投擲競技における計測方法の研究project in 2015
陸上競技の計測システム
１/１００秒を争う競技がある一方で、陸上の投擲競技は大雑把かつ不適切な方法で計測が行われている。本研究では、大会でより使用しやすいプロダクトと、測定プロセスを可視化するシステムの提案を行った。計測機器
投擲競技の従来の計測では、cm単位までしか記録が残らず、記録に対しての認識があいまいであった。そのため、小型化と精度の高さを兼ね備えた、使用し易い計測機器を開発した。
より扱い易いサイズ感
従来の光学距離計の１/４の大きさに小型化することで、扱い易くなり、設置時間が大幅に短縮される。
ワンタッチで簡単計測
計測に時間がかからず、競技が円滑に進行するほか、経験の少ない審判からベテランの者まで、同じ計測精度を保つ。
反射板マーカー
投擲種目では、着地地点にできた痕跡にマーカーを突き刺し、計測を行う。この際に起きる人為的なミスが原因で生じる誤差を失くす反射板マーカーを作成し、計測時の公平性を見届ける。
まっすぐに突き刺す
計測員をサポートするため、反射板が取り付けられたマーカーの垂直状態をLEDの点灯により可視化する。
矛先を撮影・共有する
マーカーが突き刺さる計測ポイントを内蔵カメラで撮影・公開することで、計測の公平性と緊張感を演出する。
