雪下ろし落下防止プロダクトproject in 2015

落ちずに安全に雪下ろし

毎冬、豪雪地帯では雪下ろし作業中に高齢者が屋根から転落する事故が後を絶たない。また事故の1/3は梯子からの転落により、起きている。そこで本プロダクトは、安全な雪下ろしを行うことを目的とした梯子アタッチメントの開発を行った。

事故要因と梯子アタッチメント

本プロダクトは二つのアタッチメント”取手アタッチメント”と”軒下アタッチメント”から構成されている。取手アタッチメントとは、梯子の上り下りを安全に行うためのプロダクトである。軒下アタッチメントとは、梯子と家屋の接点を増やし、横滑り防止の役割を担うプロダクトである。これらは実際の事故要因を分析し、明らかとなった2大要因に従っている。

掴んで支える “取手アタッチメント”

取手アタッチメントは屋根の棟に近い梯子の先端に装着する。手前と奥に取手を設けることで、⑴登りきる前の雪庇を落とす作業⑵はしごから屋根に移る作業を安全に行うことが出来る。

15度で横滑り防止”軒下アタッチメント”

豪雪地域では三角屋根の家屋が一般的であるが、梯子をかけるには不安定である。そこで積雪量の比較的少ない軒下にアタッチメントを装着することで横滑りを防止する。また、75度が一般的に梯子を立て掛ける角度であるため、水平から15度傾きをつけている。

組み立て、使用する