医療用感染防護具開発プロジェクトproject in 2013
医療現場の目を守る
携帯する目の安全
医療現場で使用されるアイウェアを開発するにあたり、病院へのフィールドワークとアンケート調査による医療現場の実態調査を行った。調査より、目の防護意識の低さや不衛生な使い回しの実態が浮き彫りとなった。多忙であるが清潔さを求められる特殊環境では、「すぐ使える」「捨てられる」の2つの要素が必要である。
常に身に付けられ、危険を感じたすぐその時にすばやく顳顬に装着できる簡易アイウェアを提案する。ポケットに収めた状態からわずか10秒で装着可能(医療従事者への装着実験より)であり、従来の使い捨てタイプのアイウェアに比べ、すばやくかつ正確に使用できる。さらに、そのまま廃棄できる設計により、衛生的な使用を促す。
真空成形の活用
真空成形を用いて製造する事で、単一の薄いシート素材のみで設する事を可能とした。真空成形特有の成型時に生じる強度変化を応用し、安定して顳顬にフィットするアイウェアの金型設計を行った。
研究協力
株式会社 ラヤマパック
株式会社 モレーンコーポレーション
意匠登録済