次世代公共端末開発プロジェクトproject in 2014

「家族を繋げる」

2011年3月11日東日本大震災発生後の首都圏では、交通網麻痺によって帰宅が困難となったうえ、携帯電話での家族や友人との連絡も困難であった。首都直下型地震では大火災などの大きな被害が想定されており、東日本大震災以上の大混乱が予想される。
本プロジェクトでは、連絡手段の確保と迅速な情報配信を可能とする次世代災害支援システムを開発し、「もしも」の時に備える。また、平時には様々なサービスを展開し、存在意義を高めることを目的とする。

端末と連動した「安否確認システム」

独自の通信ネットワークを構築し、震災時でも安定した通信を確保。端末とアプリが連携し、ハードとソフトの両面から情報配信や避難誘導、安否確認を行う。

ポール型の屋外用公共端末

公共端末をユニット式にする事で、各地域の環境に適応できるハードウェア端末の開発を行った。道路歩道の分岐点や長い移動経路の中間地点への設置を目指す。

サイネージ型の屋内用公共端末

大型画面によるサイネージ機能を有し、日常時・緊急時の情報伝達を迅速かつ効率よく行う。震災時でも多くの人が集まる駅構内や空港、商業施設、大学などへの導入を目指した屋内用モデルの開発を行った。

家族を繋げる「家族向けクローズドSNS」

家族間で行われる情報伝達に必要な機能を搭載した最もクローズドなSNS。日常時は、日々の連絡や待ち合わせなど家族のコミュニケーションツールとして、緊急時には、安否確認など家族の安心ツールとして支援する。

研究協力

  • 東日本電信電話株式会社

  • 日鐵住金建材株式会社

  • 株式会社テンクー